住宅を買う前の資金計画について

2024/11/10 ブログ

住宅を購入する際、金融機関から融資をしてもらい住宅を購入される方が殆どだと思います。近年、建築費の高騰により配偶者と収入合算して住宅ローンをくまれる世帯も多いのではないでしょうか?各金融機関のサイトでは、最大いくらまで借入出来るのか?簡単にシミュレーション出来るようになっています。しかし、いくら借りられるか?ではなく、いくらなら返済出来るか?が大事です。金利についても変動金利、10年固定金利がどのように決められていくのか?今後の金利動向を判断するうえで、過去の金利推移を確認して、自分で状況を分析して判断する必要があります。金利上昇した場合も想定しなければなりません。その際の未払い利息発生のリスク等、把握しておかなければなりません。住宅ローンは複雑で種類が多く、住宅ローンを選択する事は一般の方には難しいです。多くの方がハウスメーカーや建設会社、不動産会社から勧められた金融機関から融資をうけているケースが多いと思います。ハウスメーカーや不動産会社、建設会社は金融機関と提携している会社が多く、提携している会社から融資を申し込むと一定期間金利が引き下げられるというケースが多いです。しかし、目先の金利だけで判断するのは非常に危険です。金利引き下げ期間が終了して、金利が上がった場合の返済額がいくらになるのか?返せる額なのか?そこまで想定している人は少ないと思います。建設予定の会社から勧められたからではなく、自分で住宅ローンを調べて、選択する事が大事です。各金融機関の保証料、事務手数料、繰り上げ返済手数料がいくらなのか?住宅ローンは団体信用生命保険とセットになるので、基本的に健康でなければ住宅ローンは申込みできません。団体信用生命保険の内容、保険料の金利上乗せは?火災保険もセットになっていますので、その内容、火災保険料はいくらか?住宅ローンは、変動金利、一定期間固定金利、全期間固定金利、金利ミックス型と金利のタイプだけでもこれだけの種類があります。更に元利均等払い、元金均等払いという支払い方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。ボーナス併用払い、繰り上げ返済にも期間短縮型、金利圧縮型と種類があります。収入合算者の範囲と収入合算者の年収の100%合算出来る場合、年収の半分までしか合算出来ない場合等、各金融機関で細かく取り扱いが違います。目先の金利ではなく、住宅ローンをうける際のトータルのコストで比較検討する必要があります。融資額も物件の80%迄、諸費用も含めて融資可能等、融資額にも違いがあります。また民間住宅ローン、財形住宅ローン、自治体で行っている住宅ローン、一部、保険会社でも住宅ローンを扱っていたりと、金融機関にもそれぞれ種類があります。住宅ローン控除は?親からの資金援助は?その際の贈与税の扱いについても確認しておく必要があります。土地から購入して建築する場合、土地の購入代金を先に決済する場合、建築着工時に一定金額を建設会社に支払う場合は、つなぎ融資が必要になってきます。つなぎ融資は住宅ローンの金利より高く設定されているのが一般的で、低金利の多いネット銀行では取り扱いが殆ど無いので注意が必要です。また、子育て世帯の場合、教育資金も考慮しなければなりません。収入合算者が仕事を継続していくのか?今後のライフプランも考慮して住宅ローンを選択する必要があります。このように住宅ローン選択は、一般の方にはとても難しく、そして借りれるからといって安易に選択してはいけないのです。弊社では、どこの金融機関とも提携しておらず、公正中立な立場の住宅ローンアドバイザーが在籍しております。住宅ローンの相談を随時、承っております。まずはお気軽にご相談ください。