売主の諸経費は?

2024/09/01 ブログ

不動産を売買する際、売主にも売却費用がかかります。

①仲介手数料

通常、不動産会社が仲介をして売買契約が成立すると、売買価格×3.3%+6.6万円(消費税込み)を不動産会社に支払います。

②確定測量費用

売主は境界を明示して買主に引き渡す義務があります。境界を明示するとは、単に境界票があるだけでは駄目です。境界について隣地の方の同意がとれているかという事です。隣地との境界の合意を証明する書面が無い場合、土地家屋調査士に依頼して、土地を測量して境界を打ち出します。そして隣地の方の合意をいただき、それを書面にして買主に引き渡します。30万~50万円の費用がかかります。

③印紙代

契約書に貼付します。売買金額に応じて印紙代は変わります。

④残置物撤去代

建物内に残地物がある場合は、残地物撤去費用がかかります。~100万

⑤登記費用

登記されている売主の住所と住民票の住所が相違している場合、所有権移転時に費用が発生します。~2万円

⑥不動産譲渡所得税・住民税・復興特別税

譲渡益に対して20.315%の税金が課税されいます。ただし、条件によって減税されるケースもある為、税務署に確認してみましょう。不動産の売却では、売却価格だけでなく、売却した後の手残りがいくら残るのかが大事です。場合によっては、売却価格が違っても、売却時の状況によって、手残りが殆ど変わらないケースがあります。不動産会社に手残りがいくらになるか?概算でシミュレーションを依頼してみましょう。