2024/08/13
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最近良く耳にするBCP・・・BCPとは災害などの緊急事態における企業の事業継続計画のことです。このBCPの目的は自然災害など危機的な状況に遭遇した時に災害を最小限に抑えて、重要な業務を継続し早期復旧を図ることにあります。特に日本では2011年の東日本大震災をきっかけにその重要性がますます注目されています。BCPは単なる防災対策と異なり、目的を「事業の継続」に置いて、具体的な行動指針を示している事にあります。緊急時にも事業を途切れずに継続し、途切れたとしても早期の復旧を実現できれば、顧客の信用を維持できます。BCPは策定することがゴールではなく、日々変化を遂げている現状を把握し分析した上で、次の戦略に結び付けてく継続的な改善が重要です。これらの一連の流れを踏まえて、まずは計画書を一通り作成することがBCP対策の第一歩となるのです。初めての南海トラフ地震臨時情報を受け、地域の中小企業は防災点検を進める一方、BCPの策定は大きく進んでいないのが実情のようです。帝国データバンクによると、2024年の策定率は16.5%で、手間やノウハウの不足、高齢化など、さまざまな要因がハードルとなっているようです。今回の南海トラフ地震臨時情報を機にBCP策定を検討してみてはいかがですか?