インスペクションって何?

2024/04/24 ブログ

インスペクションとは、既存住宅の現状を把握するために行う調査のことです。国が定めた講習を受けた建築士が、第三者の視点で既存住宅に劣化や不具合が生じていないか検査を行います。検査の対象は、「構造体力上主要な部分」「雨水の侵入を防止する部分」「耐震性に関する書類の確認」になります。給排水管路(配管・設備・雨樋など)も同じタイミングで調査を実施できますが、オプション検査となります。また、検査では歩行可能な範囲で目視や計測を行う調査である為、見えない部分の検査は含まれません。インスペクションをするメリットは買主の場合、「契約後のリスクを減らせる」「メンテナンスの予定や予算など今後の見通しを立てられる」「中立的な立場で専門的なアドバイスがもらえる」等あります。売主のメリットは「検査済の住宅として買主にアピールできる」「引き渡し後のトラブルを回避しやすい」等あります。インスペクションは費用(5~10万円)になります。売主・買主どちらが負担するかは、状況によりますが売主が負担するケースが多いでしょう。また、歩行可能な部分しか調査できない為、すべての不具合を見つけられる訳ではありません。後から劣化や不具合が見つかる可能性もあります。しかし、インスペクションをする事によって買主はある程度、物件の状態は把握できます。既存住宅の売買で大事なのは、売主が建物の状態を買主に伝え、買主は建物の状態を不具合箇所も含めて把握し、それらを容認して建物の引き渡しをうける事です。ここの伝達がうまくいかないと、売主は買主から契約不適合責任を請求される可能性があるのです。インスペクションは買主に建物の状態を伝える大事なツールになります。インスペクションは任意となっておりますが、既存住宅の売買の際、必ず実施するようにしましょう。