能登半島地震におけるビル倒壊について

2024/01/26 ブログ

能登半島地震で多数の建物被害が出た石川県輪島市では、7階建てのビルも倒壊しました。原因は地下の岩盤に打ち込まれた1部の杭が損傷して傾いた結果、その他の杭が建物の基礎部分から抜けたと推定されます。建築基準法の耐震基準は、1978年の宮城県沖地震による建物の被害を受け、1981年に厳格化されましたが、杭の強度に関しては巨大地震を想定していないそうです。鉄筋コンクリート造のしっかりとした建物だとしても、震度7クラスの地震がきたら、基礎が損傷して同じように建物が傾く可能性が十分にあるという事です。いつくるかもしれない巨大地震、我々は常にその時を想定して、防災訓練にも積極的に参加して、防災の意識を強く持つ必要があります。