液状化現象って何?

2024/01/19 ブログ

山梨県がまとめた大規模地震の被害想定調査によると、大規模地震による液状化現象で、県内は甲府盆地を中心に最大で建物1351棟が全壊する恐れがあるそうです。能登半島地震では、石川、新潟、富山の3県などで液状化が住宅や道路に深刻な被害をもたらしました。液状化現状ってよく聞くけど、どのような現象かご存知でしょうか?地震により支えあっていた地盤の砂粒が外れて、液体のように流動化する現象です。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりします。緩い砂質で地下水位が浅いと起こりやすく、海岸や埋め立て地、河川敷、川沿いの低地で起こりやすいです。山梨県が昨年まとめた大規模地震の被害想定調査によると、南海トラフ地震で県内は最大震度7と予想されています。結果をもとに県が作成した液状化の危険度マップでは、特に国中地域で危険度が高く、釜無川や笛吹川などの主要河川沿いに被害が集中する予想になっています。1923年の関東大震災では、現在の甲府市や中央市など複数の地域で液状化が起きたそうです。自分の住んでいる地域はどうなんだろう?気になりますよね?市町村が発表している洪水ハザードマップ、液状化ハザードマップで確認してみましょう。(ハザードマップが無い自治体もあります)現在、県は液状化に特化した補助金制度は設けていませんが、能登半島地震の被害状況を踏まえ、リスクの少ない地域に移転する、宅地の地盤を強固にする工事をする等、対策を検討してみましょう。液状化の可能性あるエリアの判断材料として他に①埋立地②河川に挟まれている③地域に自然災害碑があれば、過去にどのような災害にみまわれたのか確認する④地名に水に関係する漢字が使われている等、確認してみましょう。能登地震は他人事ではなく、いつなんどき自分の身にふりかかるか分かりません。明日には震度7の地震がくるかもしれません。

もう一度、よく考えて早急に対策を立て行動しましょう。