一般媒介契約って何?

2023/11/19 ブログ

売主が不動産会社に売却を依頼する方法に、売主と不動産会社が媒介契約を締結して、不動産会社が買主を探すという方法があります。不動産会社は売主・買主の間に入って仲介する方法です。媒介契約には3つの種類があり、そのうちの一般媒介契約についてご説明致します。売主は複数の不動産会社に売却を依頼できます。ここが他の媒介契約と決定的に違うところになります。複数の不動産会社に売却を依頼できるので、物件情報を広く拡散する事ができますが、売主は多数の不動産会社と売却に関する打ち合わせをしなければならず、非常に時間を取られます。不動産会社側からみると、売主が複数の不動産会社に売却依頼しているので、他社付けで契約が決まった場合、無報酬になります。一生懸命に動いても他社で契約が決まったら、一銭も入らないです。なので一般媒介契約は他の媒介契約と比べると不動産会社の優先順位が低いのが実情です。さらに不動産会社は売主への状況報告義務がないのでプレッシャーも少ないです。そんな事情もあり、不動産会社は一般媒介契約をすすめたがらない傾向にあります。そんな裏事情があるのです。一番懸念されるのは、複数の不動産会社が物件を扱っているので、物件情報の統一を図るのが難しいという事です。実際、売却額が違っていたり、情報が間違っているなんて事は日常茶飯事で、トラブルの原因になったりします。それでは3つの媒介契約で何が一番いいのか?は改めてブログに綴っていきたいと思います。