3つの媒介契約のメリット、デメリット
土地・建物を売却しようとした時に、不動産会社に相談するケースが多いと思います。不動産の売却方法は大きく分けると2パターンあります。1つは不動産会社買取り、もう一つは不動産会社が売主、買主の間にはいって仲介をする方法です。それでは、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。不動産買取りのメリットは、すぐに売却出来るという事および仲介手数料がかからないという事です。デメリットは、相場よりも売却価格が下がります。理由は不動産会社は相場の価格から、購入諸費用、売却する為のリフォーム費用、利益を差し引いた価格で購入しますので、相場より3割位は安くなるケースが多いのではないでしょうか?次に不動産会社が売主・買主の間に入って仲介するケースです。メリットは相場で売却出来るという事です。デメリットは売却するのに時間がかかる、もしくはずっと売れ残る可能性がある。仲介手数料がかかるという点です。更に仲介には専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約という3つの方法があります。専属専任媒介契約は、売主側からみると売却依頼は1社しか出来ません。さらに自分でみつけた買主がいたとしても、取引が禁止されています。つまり不動産会社がその買主は駄目だと言えば、取引ができないのです。不動産会社側からみると売主に1週間に1回の報告義務があります。この専属専任媒介契約は不動産会社、売主両方の縛りが厳しいので、あまり利用されていないようです。次に専任媒介契約では、売主側からみると、やはり専属専任媒介契約と同様に売主は売却依頼を1社にしか出来ませんが、売主の自己発見取引は可能です。不動産会社側からみると、売主に2週間に1回の報告義務があります。次に一般媒介契約ですが、売主側からみると、複数の不動産会社に売却依頼が可能です。自己発見取引も可能です。不動産会社者側からみると、売主への状況報告義務はありません。これだけの内容だと、どの方法がベストなのか正直わかりにくいと思います。表面的では分かりにくい不動産業界の裏事情もありますので、また改めてブログで綴っていこうと思います。